木材の100%有効活用
Zero Waste & Circular Use of Wood
木を「製品」だけで終わらせない。
高嶺木材では、丸太から切り出されるフローリングや羽目板といった製品だけでなく、
その過程で生まれる皮・端材・おがくずまで、できるかぎり使い切ることを大切にしています。
乾燥用ボイラーの燃料、製紙用チップ、養豚業や有機栽培に役立つ資源など、
「山から町まで」資源が循環する仕組みづくりは、
カーボンニュートラルやサステナビリティが求められる今の時代に沿った取り組みでもあります。
皮や端材は、乾燥ボイラーの燃料に。
丸太の「皮」や、製材時に生まれる「端材」は、
かつてであれば廃棄されてしまうことも多い部分でした。
高嶺木材では、これらを粉砕して乾燥用ボイラーの燃料として再利用しています。
自社工場で使う熱エネルギーを、できるだけ木自身からまかなうことで、
化石燃料への依存を減らし、CO2排出量の削減にもつながっています。
製材と乾燥の工程が、エネルギーの面でもひとつの循環としてつながっていきます。
端材はチップに。
おがくずは「土づくり」の一部に。
背板などの端材はチップに加工し、製紙会社へ納入しています。
形を変えながら、暮らしのまわりにある紙製品として、木材はもう一度よみがえります。
製材時に出るおがくずは、近隣の養豚業者が豚舎の敷物として活用。
その後、ふん尿と混ざり合った敷料は、堆肥として有機栽培の畑へと還っていきます。
山から運ばれてきた木が、建材になり、燃料になり、紙になり、肥料にもなる。
一本の木から生まれた価値を、最後まで使い切ることで、
地域の農業や暮らしも支える「小さな循環」がいくつも生まれています。
循環するものづくりを、当たり前に。
サステナビリティやエシカル消費という言葉が広く知られるようになった今、
「環境にやさしい素材を選ぶ」だけでなく、
素材がどのように使われ、最後にどこへ還っていくのかも問われるようになりました。
高嶺木材の木材活用は、特別に派手なことではありません。
それでも、皮や端材・おがくずまでを地域の中で循環させていく取り組みは、
これからの時代の「ものづくりの当たり前」として、静かに・着実に続けていきたいと考えています。